「姓を変える」こととは
ジェンダー平等への問いかけ
女性セミナー「姓を変える」とき、どんな手続きがあるでしょうか。結婚により、姓を変更する時は、マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、携帯電話、保険、銀行口座、クレジットカード・・・等
手続きには手間暇がかかり、いろんな壁に直面します。
日本の婚姻制度は「夫婦同氏制」と呼ばれ、民法で夫婦同姓が義務づけられています。
結婚して姓を変えるのは女性が圧倒的に多く、全体の95%を占めています。
離婚・再婚・再々婚なども珍しいことでなくなり、価値観の変容も起きている日本ですが、男女平等を示すジェンダー・ギャップ指数2023では、146か国中125位と低迷しています。
旧姓を使って活動をしている女性もあり、「姓」をどうするかは生き方にかかわるもの、といえます。「姓」にまつわる法制度は今、どうなっているのでしょうか。女性活躍や多様化が問われる中で持続可能な社会に向けて、わたしの「姓」について考えてみませんか。
- 12月9日(土)10:00~12:00
- 氏とは何かー氏の歴史、法律ではどのように扱われているのか
- 12月16日(土)10:00~12:00
- 姓の変更手続きで起きること ~ 制度をめぐる動き ~わたしの「姓」を考える
講師:吉田 容子 さん 弁護士 市民協働法律事務所
静岡県出身、1985年に市民共同法律事務所に入所。一般民事事件、家事事件(離婚事件、相続等)、債務整理・破産申立事件、特に、女性の権利・外国人の権利に関わる事件に取組んでいる。著書に「人身売買をなくすために」(明石書店)などがある。